以前より興味のあった動画を作ってみました。

最初は解説書を読みながら、その本についてきた題材サンプルを元にちまちま勉強していたのですが、このサンプルというのが「架空の花屋さんのPVを作成する」というもので、なんかいじってても全然おもしろくありません。
やはり勉強するにも自分の好きなものや自分の撮ったものでないと熱が入りません。

そんな時、私が所属している某部会で、臨時総会というものが開催されました。

この臨時総会では次年度の会長が決定し、その意気込みを発表するという熱い一幕が。
これだ! この様子を撮影し、かっちょいいドキュメンタリー風に仕上げてみよう!

編集ソフトはAdobe Premiere。
他、静止画の編集や字幕作成にはPhotoshopとIllustrator。

撮影機材はiPhone6s Plus(以下iPhone)とEOS 5D MarkII(以下5D2)。
10年選手の5D2ですが、iPhoneと同じくHD30fpsで撮影可能だったのでちょうど良かったです。
5D2には28mm-300mmを装着。

PCはiMac5k(Late2015)と、たまにMacBookPro(Late2015)15インチ。
いずれもスペック盛り仕様なのでストレスなしで作業できました。

そんなわけで当日撮影開始。

もう少し他アングルが欲しかったかも。

①iPhoneに激安三脚を装着してテーブルに配置。主役を終始撮影。

以下、5D2で動きながら手持ち撮影したアングル。

②三役という偉い人たちが鎮座してる上座。

③会場全体図。

④主役の最アップ。

⑤主役ちょっとアップ。

⑥主役の横アングル。

以上6アングル。

メインで使用するのはiPhoneのアングルで、他所々に5D2のアングルを挟むつもりで、結果的にはそうなりましたが、今思うに、他主要人物のアップやメンバーのアップも撮っておけば使えたかもしれません。
今回使わなくとも今後いついかなる時に使う機会もあるかもしれませんし。
この辺の感覚は、普段やってる料理撮影と一緒です。

5D2にも三脚、ないしは一脚を。

最アップは300mmで当然ながら手ブレしてました。
ワイド28mmでも見返せばブレが若干目立ちます。

三脚か一脚が欲しいところ。
私は一脚というものを使ったことがありませんが、動画撮影のようにリアルタイムでスピード勝負であるなら機動性の面で一脚の方が良いのかもしれません。

Premiereにはワープスタビライザーというブレを補正するエフェクトもあるのですが、これをかけると画角が強制的にズームされてしまいました。
それによって主役の被写界深度ボケまで強調されてしまいました。

スタビライズなし。

スタビタイズあり。黒部分が切り抜かれる画角。

「決め打ち」しかできない5D2。

今や、iPhoneや安価なデジカメにでも搭載されているAF追従機能が、5D2にはありません。

5D2はピントを決定してから動画撮影に入り、撮影中はピントを変更することのできない(厳密にはフォーカスリングで可能ですが実用的でない。)いわゆる「決め打ち」しかできないのですね。
よって上記にもあるスタビライズで画角がズームされた際にボケ味が強調されたりしました。

普段のスチル撮影では、こういった会場では手ブレが怖いので明るさ優先、ISO6400・F2.8で撮影しています。
これでなんとか、ゆるやかに動いてる人なら撮れます。

ただ動画となると、また三脚や一脚も使用するとなると、もう少しシビアな設定でも行けるかもです。
また検証してみます。

とりあえずは素材撮影完了。

音声を聞き取って文字おこし、はじめたのだが。

固い。

話が固い。

当然ながら、話が固いです。

また、別途マイクを設置したわけではなくiPhoneからの動画音声なので、所々聞きづらい。
たまに何を言ってるのか分からない箇所もあり、そこは脳内補正して頑張って解読していたのですが。

そのうちだんだん飽きてきました。

考えたらこれは仕事でも、誰に頼まれたことでもなく、また完成品を公開するわけでもない、いわゆる遊びみたいなものなので、真面目に作る必要は全く無かったのですね、ハイ。

なので、 アテレコすることにした。

動画コラージュにありがちな、自分で適当に喋ったセリフを当てはめて字幕を入れることにしました。
これならば動画音声を聞き取る必要もありませんし、もう好き勝手言ってネタにしてしまえます。

楽しそうです。

あら便利。iPhone標準アプリの「ボイスメモ」

操作も簡単。

しゃべって録音したデータをDropboxに保存して、PCですぐ使えます。
こんな機会がなければこのアプリを起動することはなかったろなあ。

字幕作成が1番面倒かも。

Premiereにも字幕作成機能はあり、スタイルも結構充実しているようですが、やはり表現に限界があるようです。
手間ですがIllustratorやPhotoshopを使ってみます。

アテレコ用にテキストエディタで作成したシナリオ。

そのままIllustratorにコピペ。

行間を空けて、フォントやサイズ、カラーを調整して、白フチを付けたものを配置するだけでいいかと思ったのですが、やはりフチにボカシが欲しいところ。

テレビ番組の字幕とか見ててもほとんどフチはボカシですし。

Illustratorでこの文字数にボカシを付けると鬼重くなるのでPhotoshopに持っていきました。

レイヤー付きのpsdファイルも読み込めるようです。

修正が楽で助かります。

しかしここは完全に流れ作業なのでやっぱりダレて来ます。
もっと楽で簡単な方法はないのだろうかと検索はしたのですが見当たりませんでした。
何かないのだろうか。

回想シーンなので彩度を少し落として。

数年前のjpgですが、この部会でずっと撮影しているのでこういう素材には事欠きません。
素材は大事ですね。

このセリフのグラデーションや四角ベタとかも、テクスチャを貼り付けたりワンポイント加えたりしたらもっと雰囲気が出そうです。フチにフチ付けたりシャドウ落としたり。

DTPでもそうですが効果的な作り込みは全体のイメージ向上に繋がります。
面倒臭がっちゃだめですねなんでも。いやほんと。ね。
とはいえ、やりすぎは逆効果でしょうが。

モーションや回転などのエフェクトも簡単ですがこれも同様やりすぎたら見づらくなるだけのようなので抑えました。

下からひょっこり出て、また下がって消える、ご当地キャラのモーションは各1/6秒。

15インチのMacBookProでも作業スペースは無問題。

一通り完成したら後は細かいチェックと仕上げ。

お風呂上がりにこたつに入ってビール飲みながら

MacBookProでいじったりしてましたが、15インチスペースでも充分でした。

トラックパッドがPremiereと非常に相性が良かった。

MacBookProでいじってるとき、タイムラインのスクロールや拡大縮小がトラックパッドだと超ラクでした。
デスクトップではトラックパッドあんまり使わないので引き出しにしまってますが次回Premiereを触る時は出してみたいと思います。

悪ノリ注意

自分の世界だけでどっぷりやってると知らず知らずに悪ノリしてしまうこともあるようです。

自粛コード。

嫁に見せたところ、「ここはアカン。これはなんぼ冗談でもアカン。文字隠してピー入れなさい。」とのことだったので仰せの通りに。
また完成後も自分で何回も見直すので、「これはこうで、面白いのだろうか、良いのだろうか」と思うこともままありました。

この辺もDTPデザインや料理撮影に通じる部分がありますが、「出来上がった後にうだうだ考えてもしょうがない。製作時・撮影時に全力でやるだけ。」と割り切ってます。

動画製作に長く携わってる人たちもきっとそうだと思います(多分)。

完成品を書き出してテレビで視聴

HD30fpsで書き出して自宅の40インチくらいのHDテレビで視聴しました。
普段近づかない距離までテレビに近づいて細部もチェックしましたが、充分満足できる仕上がりでした。

やはり飲食店のものを作りたい

今私は料理の「完成後」の「静止画」を撮って宣材物を作る仕事をしていますが、動画となるとまた色々面白そうです。

大変ではあるでしょうが。私も、クライアント様も。
それでもやはり、作ってみたい。